ミズノオープン2022に行ってきた超個人的な感想(大会2日目と3日目)

ミズノオープン2022に行ってきた超個人的な感想(大会2日目と3日目)

行ってきました!ミズノオープン2022!
会場は岡山県笠岡市にある、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部。スコットランドのリンクスを想像させる激ムズコースです。

この記事は、ミズノオープン2022を観戦した超個人的な感想です。

 

いざ会場へGO!

予選2日目の当日朝、僕の住んでいる大阪よりの兵庫県から会場のある岡山県笠岡市へ2時間半かけて向かいます。

この日の僕のお目当ては、石川遼プロと堀川未来夢プロ。まさかの同組でのラウンドなので、その組みに付いて回ろうかと思っていました。
ティーオフは8:10。
7:30に会場へ到着すれば、スタート前の練習も見れるかと思い、朝の5時には自宅を出発しました。

高速道路を順調に走り、朝も早いので渋滞もなくGoogle MAPでナビを設定していたのですが到着予想時刻がどんどん早くなっていきます。これは余裕だな、なんて思いながら安全第一で車を走らせます。

そしていよいよ高速を降りて笠岡市内へ入ります。
目の前に現れたJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部の看板に感動し、到着〜!と喜んでいたのも束の間・・・

ゴルフ場の入り口に立っていたガードマンに止められます。
「パーキングチケットはお持ちですか?」と。

当然そんなものは「持っていない」と返事した僕に、「ギャラリーの駐車場はふれあい空港にありまして、そこからシャトルバスが出てますのでそちらへ行ってください。」とのこと。

なんだとー!!!!

まあ、事前に調べなかった僕が悪いのと、よく考えたらゴルフ場の駐車場に大勢のギャラリーが車を止められるはずもなく、完全に失敗しました。

あえなく、車をふれあい空港なる場所へ走らせます。途中の道に「ギャラリーPはこちら」みたいな看板が立っており、それに従って走らせるのですが中々に遠い。

ようやくギャラリーパーキングに到着し、スタッフの誘導の元、車を停めます。

いわゆる観光バスみたいな大型の観光バスが待ち構えており、その前に受付があります。
ちゃんと意味のない検温をして、チケットの裏面に名前とTELを記入させられます。


そして大会パンフレット、当日の組み合わせ表とコースマップが一枚になった紙をもらいました。

なんとか無事にバスに乗り込んだものの、予定していた8:10のスタートには当然間に合いません。
もうどうしようもないし諦めるしかありませんよね。

バスの座席が満員になり、バスが出発、ゴルフ場の裏の入り口から会場へ到着。
到着と同時に目の前にコースが広がっていて感動です。

さあ、観に行くぞ!!!

 

※ゴルフの観戦に車で行かれる際は、必ず公式サイトなどでパーキングの情報を事前に調べておいてくださいね。いや、もしろそれが普通か・・・

予選2日目の観戦スタート

さて、パーキング問題で予定時間に遅れましたが気持ちを切り替えて観戦へ向かいます。

スマホでリーダーボードを見ると、石川遼くんの組みは2Hを終えた感じです。ということは現在3Hをプレー中。なので4Hのティーグラウンドを目指して足速に向かいます。

初めてのJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部、そして初めてのゴルフ観戦にドキドキとワクワクが止まりません。

途中でパター練習場、ドライビングレンジがあり選手たちが練習していますが、とりあえずはお目当ての4Hティーグラウンドへ向かうため横目でチラチラ見ながら急ぎ足。

予選2日目ということもあり、会場にはあまり人がいません。
今回のミズノオープンは、チケットが前売り券のみで当日券の販売がありません。さらに、各日のバラ売りもなく、4日間通しセット券のみの販売ということもあって人数が少ないのかもしれません。

正規ルートで購入すると、4日間通しセット券で11,000円。なかなか買う人いませんよね。
僕はメルカリで5,000円で入手することができました。

そんな中、他より人だかりが多くできている所が遠くの方に見えます。コースMAPと照らし合わせると、どうやら3Hのグリーンらへんです。

なるほど、やはり石川遼くんと堀川プロの組だけあって人気があるんでしょうね。
なので僕もその人だかりを目指して歩きます。

3Hグリーン近くまで来ると、石川遼くんと堀川プロの姿を確認できましたが、とにかく男子プロの豪快なティーショットを見たくて、4Hのグリーンへ向かおうと思って歩いていたら全員がホールアウトしたようで4Hのティーグラウンドへ向かいます。
僕のすぐ横を、あのYouTubeなどで見ていた堀川プロや石川遼くんが歩いています。
なんだか感動・・・

そして4Hのティーグラウンドへ到着。
4Hは465ヤードのPAR4です。

そしてこの組みのもう一人の選手は、外国人のスコット・ビンセント。
実はこの人、プレーオフにて見事優勝しちゃうんですね。見といて良かった〜と、最終日の中継を見ながら思っていました。

ティーグラウンドの後方に陣取って、選手たちのティーショットをようやく拝める瞬間がやってきました。

一体どんな球を打つのだろう?どんな高さで打つのか?フェード?ドロー?
もうワクワクです。

その時の打った順番、使用クラブは覚えていませんが、とにかく衝撃的でした。
画面の中などでは見ていて、ある程度想像はしていたのですが、僕のしょぼい想像力の遥かに上をいくショットの数々。もう圧巻です。

僕らアマチュアのショットって、ポーンと山なりに弱い感じで放物線を描いて飛んでいく感じなんですが、プロの弾道は吹き上がる感じ。実際は吹き上がっていないんだろうけど、真っ直ぐ最高到達点に向かって2段階くらい伸びてバシューンって飛んでいき、そこから急降下するので硬いグリーンでも止まる。
語彙力がなくて申し訳ないですが、そんな印象を強く受けました。

ドローボールでも次元が違っていて、えええ?そんなに右に打ち出すの??って感じでめちゃ右から真っ直ぐに戻ってくるんです。

そしてミズノオープンの会場である、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は周りに遮るものが何もなく、海に近いので常に強風が吹いています。だから大抵のプロは低く抑えた球を打つのですが、強烈なアゲインストにも負けず遥か彼方まで飛んでいく。

もう、ずっと空いた口が塞がらない状態でした。

 

プレーファースト

そしてこれも感じたことなのですが、とにかく皆さんプレーが速い

練習ラウンドして、シード選手なら何度もラウンドしたコースだろうし、コースの戦略も頭に入ってるから当然と言えば当然なのかもしれませんが、打つまでの間隔がめちゃくちゃ速いんです。

ティーグラウンドに立ったと思ったら、サッとボールをセットして、軽く素振りをしてショットしていくんです。僕たちアマチュアだと、どこに向かって打とうか少し考えたり念入りに素振りしたりして打ちますよね?
それが無いのです。
え?そんな簡単に打つの?って感じで次々と進んでいくんですね。

セカンドショットにしてもそう。グリーンのどこに落とすとか、あっちは打ったらダメとか、残りの距離とか、ほとんど頭に入ってるんでしょうね。セカンド地点に到着したら、さっとクラブ選択してショットしていく。

なので観ているギャラリーも、まあまあ忙しい・・・

ただ、やはりグリーン周りのアプローチとパターにはしっかり時間をかけていました。
カップに近づけば近づくほど精度が求められるのでしょうか。ちゃんとグリーン面を確認し、補足して、球のイメージを作ってアプローチしていく。

余談ですが、今回観戦した2日間で石川遼くんのチップインを2回もこの目で見ることができました。

 

緊張感

アマチュア同士、仲間内でプレーする時って、くだらないことを喋りながら楽しくゴルフすることが多いと思うので、勝手にそんなイメージでいたのですが、やっぱりプロの試合ともなれば違いました。

時折、談笑する姿を見ることもできましたが、一打を争ってる試合なのでそこは緊張感があります。

ティーグラウンドでも、大抵はめちゃ静か。

ギャラリーも騒いだらダメなので静かにしているから、余計空気が張り詰めてピリピリしたものを感じました。

自分の世界に入っているというか、集中しているというか、無駄なことは喋らずに淡々とプレーしている感じです。

やっぱり賞金がかかったプロの試合なんだなと、プロの世界は厳しいんだなと改めて感じることができました。

3日目の観戦

今回僕は、会場のある笠岡市の近く、広島県の福山市内のホテルに泊まりました。
会場までは車で25分ぐらいの距離です。

2日目の観戦が終わった夜に、一人で福山市の駅前で初観戦の興奮覚めやらぬまま調子に乗って飲み過ぎ、安定の2日酔いで3日目の観戦に臨みました。

3日目のペアリングは、なんと、片山晋呉プロと石川遼くんが同じ組!!
これはもう、激アツということで、その組みをメインに見て回りました。

決勝ラウンド1日目、土曜日ということもあって前日よりギャラリーの数が多い。
例により、人だかりの出来ている組みが、片山晋呉プロと石川遼くんの組です。
しかも、2日目よりかなりギャラリーの数が多い。

二日酔いのため、スタート時間には間に合わなかったので途中から観戦しました。
片山プロは49歳で僕と年齢が近いので、どんな球を打つのか興味あったのですが、やはりそこはレジェンド。格が違います。当たり前でおこがましいですが、次元が違いすぎました。
49歳でもめちゃくちゃに力強い球を打ちます。そして安定。そして飛ぶ。
もちろん石川遼くんや他の若い選手に比べると飛距離は落ちるのですが、それはプロの世界での話。
僕らアマチュアからしたら飛ばし屋の部類に余裕で入ると思います。ま、当たり前か・・・

そしてなんと言ってもトッププロのオーラが際立っていました。威圧感?ていうんでしょうか。
普段はどうなのか分かりませんが、試合中ですからピリピリ感じるものがありました。

で、片山プロは他の同伴競技者が良いプレーをすると、積極的に「ナイスショット!」と声をかけていたのが印象的でした。

 

ギャラリーの飲食など

さて、今回僕は、実はお昼ご飯なども楽しみにしていたのです。
地元のご当地グルメ屋台なんかがズラッと並んで、賑わっているのかと想像していましたが、あっけなくその想像は崩される結果となりました。

まず、日差しが強く熱中症の危険があるのに、コースにある茶店は選手専用となっており、ギャラリーが買えるドリンク売り場は、コースから少し外れた目立たない場所に設置してあるので観戦してる側からすると非常に買いにくい。お目当ての選手を追っかけているのに、そのコースから外れてわざわざ買いに行かないといけないのです。
僕は運よく、カートで移動販売しているところを捕まえることができたので水分補給をしながら回れましたが、みんなどうしてるのか不思議でした。

お昼ご飯も、それらしき場所があるのですが、これまたコースからだいぶ離れます。
ギャラリーのシャトルバス乗り場の横に、仮説のテントが設置され、売っているのはなんと・・・
セブンイレブンの出張販売と、キッチンカーが1台だけという。

セブンイレブンでは、おにぎりやパン、サンドウィッチのみ。
キッチンカーでは、カレー、焼きそば、唐揚げ、油淋鶏丼、ジャンバラヤ丼のみ。
ドリンクは全てペットボトルで250円。
アルコールは無し!

もうね、残念がすぎる。

こういうの屋台とかもっと出して、家族でも楽しめるようにすれば良いのに。
もちろん、そういう大会もあるとは思います。
ただ、このミズノオープンに限っていうと、クソでした。

 

写真は練習場での石川遼くんです。

 

まとめ

ということで、3日目は二日酔いで日差しも強く、熱中症の危険を感じたので早々に切り上げ帰路につくことに。

初めてのゴルフツアー観戦ということで興奮して行きましたが、予想を上回るショットにビックリの連続でした。

今回はコロナの影響を未だに引きずっているJGTOや主催者側の意向なのか、前売りチケットによる枚数制限(入場制限)があり、ギャラリーの数が非常に少ないと感じました。
人気のあるプレーヤーにはギャラリーが集まり、そうで無いプレーヤーの組にはギャラリーがゼロなんてことも普通にあり、ゴルフもある意味人気商売なんだなと。

例えばYouTubeで人気の中西直人プロの組には、少ないけどそれなりのギャラリーがついて回っていましたし、ベテランと言われる有名な選手にも少しはギャラリーがいました。
それでもやはり一番人気は石川遼くん。

え?あなたゴルフするんですか?みたいなおばあちゃんとかも観戦してましたし、老若男女さまざまなギャラリーが一番多くついていたのが石川遼くんでした。
最近目立った活躍はないけど、やはりスターなんですね。
という僕もミーハーなので石川遼くんの組について回ってましたが・・・

例えばこのミズノオープンでも、チケットの枚数制限を大幅に広げて、4日間通しの前売りのみではなく、バラ売り、当日券ありなどにして、然るべき宣伝をすればギャラリーはもっと集まると思います。

チケットの金額も安くする。でもその代わりに会場内にフードやドリンクを提供するお店を増やしたり、公式グッズの販売をしたり、VIPチケット積極的に売ったりすれば収支的には問題ないと思います。

それが開催する地元への還元にもなると思いますし、何よりプレーしている選手たちのモチベーションが上がり、もっと良いプレーを見せてくれるのでは無いかと思うんですよね。

いつまでもコロナばかり気にしていては前に進まないと思います。
こんな素晴らしいコースでプロたちのプレーを目の前でもっと沢山の人たちに見てもらうことができたら、それはゴルフ業界の発展に繋がると僕は思います。

 

そして最後に残念なのが、基本的に撮影が禁止されているのでプレーの様子などを載せられないのが残念でなりません。仕方のないことかもしれませんが、それではSNSで拡散もされませんし、盛り上がりませんよね。

 

今回初めてツアー観戦して、しっかり楽しむためにどんな対策をすればいいか?など僕なりにコツを掴んだ気がしますので、その辺りは別の記事にしたいと思います。

では!